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*以下は、2004年12月10日付毎日新聞朝刊6面の「世界の目 Global Views」に掲載されたベーカー大使の寄稿を、毎日新聞社の許可を得て転載したものです。

もっと米国に留学を

ハワード・H・ベーカー(駐日米国大使)


 日本人留学生は、米国教育機関の誇りであり、日米友好関係の大切な部分である。私が駐日大使として会った、米国の多数の大学関係者は米国教育機関への日本人学生の貢献を協調していた。米国は日本人留学生がさらに増えることを望んでいる。

 ニューヨークの国際教育協会(IIE)によると、現在の日本人留学生数は約4万1000人。米国の大学全体で約60万人の留学生がおり、世界最大の留学生受け入れ国となっている。

 米国には世界で最も優れた教育機関が多数あり、諸外国から有能な学生を積極的に求めている。留学生は学内や地域に文化的、知的多様性をもたらし、国民との相互理解も促進する。

 米国は世界各国で留学相談センターを運営しており、東京では、日米教育委員会(JUSEC)=www.fulbright.jp=の留学相談サービスが毎年、数万件の問い合わせに応じている。

 近年、米国は旅行と国境を安全にする新しい措置を導入したが、訪問・留学のビザ取得の基本的基準は変更していない。ビザ申請は本人が行う必要があるが、容易・迅速に学生ビザが取得できるよう努力している。当大使館、大阪・神戸や那覇の総領事館では、学生ビザ申請者の面接を迅速に行うよう、必要に応じ特別措置を講じている。留学生が授業の初日に間に合うよう心がけている。

 米国の素晴らしい教育機会を、もっとたくさんの日本の学生に活用してほしい。公・私立、2年制や4年制の小規模大学、女子大、大規模大学など多様性に富んでいる。一方で、個人への配慮、学生・教授間の緊密な協力関係、実践的学習、世界で最も優れた図書館・研究施設など共通した特徴も多い。 

 米国留学を通じ、職業面での成功や自己実現にとって不可欠な言語や文化的な能力が身につく。オープンで文化的多様性に富む社会に学び、生涯にわたる国際的な友情もはぐくめる。

 米国には認可高等教育機関が3600校以上あり、選択肢が多い。日本の学生は、米国が友好的で安全であるだけでなく、勉学にも適した場所であることを実感されることと思う。