Embassy seal
U.S. Dept. of State
flag graphic
 

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

米国産牛肉対日輸出に関するジョハンズ農務長官の記者会見

ワシントンDC

2006年1月20日

マイク・ジョハンズ農務長官:皆さん、おはようございます。それでは、本日の記者会見を始めさせていただきます。お待ちいただいてありがとうございました。まず、私の見解を述べさせていただき、その後で皆さんからのご質問をお受けします。

 ご存じのように、われわれは本日、今から少し前、30分あるいは45分前に、声明を発表しました。これから間もなく、2番目の声明が発表されることになると思います。これは前の声明と基本的には同じ内容ですが、いくつかの項目を追加したものです。この2番目の声明にも注目していただきたいと思います。

 しかし、ここで私の見解も述べさせていただき、そして、先に述べたように、その後で何でもご質問をお受けします。

 日本への牛肉の出荷に関する事態については、われわれがこの問題を極めて深刻にとらえていることを是非強調しておきたい思います。そして、われわれはすでに全面的な調査の実施を開始したところです。

 日本に輸出された背骨(脊柱)は、月齢20カ月以下のウシの肉に含まれていたものであるため、米国の規制の下では、「特定危険部位」ではありません。しかしながら、ご存じのように、米国は日本との合意で脊柱を含まない牛肉を輸出することになっており、明らかに、この出荷品は合意の条件を満たしていなかったことがわかりました。

 今朝早く、私は加藤大使とお話をする機会があり、私は、われわれの心からの遺憾の意を表明すると共に、私が取ろうとしている措置、および今から皆さんにお話しする措置について、大使にご説明しました。

 また私は、われわれの調査およびわれわれが取ろうとしている措置について、極めて詳細な報告書を作成し提供することを申し入れました。この製品を輸出した食肉処理施設は、すでに輸出許可リストから除外され、従って今後は日本市場へ牛肉を輸出することはできません。われわれは、問題の製品を検査し、日本市場への輸出を承認した農務省食品安全検査局(FSIS)の職員に対して、適切な人事措置を取ります。

 私は、農務省の検査官チームを日本へ派遣します。このチームは、日本の検査官らと協力して、現在承認待ちの出荷品すべてを再調査し、日本との輸出合意の条件に従っていることを確認します。

 私は、牛肉輸出を承認されているすべての施設にも農務省検査官を派遣し、作業手順を見直して、米国の輸出合意の順守を確保させることを指示しました。また私は、農務省の検査官2人が、輸出用米国産牛肉の全出荷品を検査し、実際に輸出市場の条件の順守を確認することを義務付けます。

 また、牛肉輸出を承認されているすべての施設の抜き打ち検査を行うことを命じました。

 米国におけるこうした追加的な検査要件は、牛肉輸出を承認されたすべての処理施設、および米国からの輸出用のすべての牛肉出荷品に適用されます。

 また私は、農務省の牛肉検査官全員が、各種の牛肉輸出合意を十分に理解するよう追加的な訓練を受けることを義務付けます。

 そして、牛肉輸出を許可されている米国のすべての処理施設の代表を集めて、輸出合意の条件を再確認してもらうための会合を準備するよう、私のスタッフに指示しました。

 これは、食品安全の問題ではありませんが、われわれが貿易相手国である日本との合意の条件に従うことを怠ったものであり、容認し難いことです。そして、冒頭に申し上げたとおり、われわれは、米国の牛肉輸出市場の重要性を認識し、この問題を深刻にとらえています。そして、迅速かつ確固たる措置を取っています。

 要約すると、私が確認した措置は次のとおりです。

  1. われわれの調査と措置について、およびわれわれが合意の順守を怠ってしまった経緯についての報告書を、日本政府に提出します。

  2. 問題の処理施設は、すでに日本への牛肉製品輸出許可リストから除外されました。

  3. われわれは、牛肉輸出証明書(BEV)に2人のFSISの担当者による署名を義務付けます。

  4. 農務省による抜き打ち検査が、BEVプログラムの一部となります。

  5. FSISは1月20日(金)、すなわち本日、各地区マネージャーと電話会議を行い、 われわれがBEVプログラムを締結しているすべての相手国の基準を再確認します。

  6. 1月23日(月)には、農務省の各地区事務所および国際問題課による電話会議を行い、BEVプログラムに関連するすべての諸国の基準を再確認します。

  7. これらのBEV施設で検査官が手順の見直しと合意順守の確保を実行することを義務付けます。

  8. 適切な手順が実施されるまで、BEVプログラムの下で新たな施設がリストに追加されることはありません。

  9. われわれは、日本政府と協力して、すでに日本に到着しているすべての出荷品を再調査し、合意順守を確保するためのチームを日本に派遣する予定です。

  10. FSISは、問題の施設の調査を行います。

  11. BEV基準に関してFSISの検査官を再訓練し、彼らが訓練を無事修了したことを示す、署名付きの修了証明書を得ることを義務付けます。

  12. BEVプログラムに参加しているすべての施設による会議を行い、こうした施設が確実に基準を達成していることを確認します。


 それでは、ご質問にお答えいたします。どうぞ。

問 (聞き取り不可)

ジョハンズ長官 われわれは他の国々とも連絡を取ります。ご存じのように、本件はこちらの夜間に判明しました。しかし、われわれとしては、ここで取られている措置について知っていただき、今回発生した事態についての説明をするつもりです。

 米国がその他の輸出市場に理解してもらいたいのは、ご存じのように、米国と日本との合意は例外的なものであったということです。これについては、以前にも申し上げたことがあります。日本における市場を再び確立するために、われわれは、月齢20カ月以下のウシの肉を輸出することで合意しました。従って、これは他の地域の場合と多少異なっています。

 しかし、米国は各国と協力していきます。そしてわれわれの対応について、またここで起きた事態について、各国に確実に理解をしてもらうようにし、それをすべての輸出市場に対しても説明いたします。

 こちらの方、どうぞ。

問 (聞き取り不可)

ジョハンズ長官 日本がどのような決断を下したのか、詳細を把握しておりません。私の理解によれば、基本的に、日本が取った措置は、現地にある牛肉製品をいったん留め置きした、ということです。すなわち、われわれが日本側の懸念に対処し、要件を満たしたと日本側が納得するまでは、その製品が日本の市場に出回ることはありません。そして、われわれは、日本側のいかなる質問にも、いかなる懸念にも対応することができるように、極めて積極的な行動を取るつもりです。さらに、われわれはそれ以上のことをしています

 私は、今朝の出来事を見て、ここで起きた間違いを正すためにわれわれが取らなければならないと思われる、これらの追加的な措置を明らかにしました。

 後ろの方、どうぞ。

問 調査報告をいつ日本政府に提出されますか。また中川農林水産大臣とは今日話をされますか、あるいは明日になりますか。

ジョハンズ長官 中川大臣に関しては、ご存じのように、今日本は夜中です。私は、間もなく大臣と話をすることを望んでいますが、まだ時間は決まっていません。私の連絡は、日本大使館を通じてであり、私は、加藤大使とは直接お話をしました。そして、先に申し上げたとおり、私は大使にわれわれの遺憾の意を表明しました。このようなことは、起きてはならないことだったと、私は大使にお伝えしました。また、われわれがこの事態に対処するために実行する諸措置を説明しました。

 報告書をいつ提出するかというご質問についての答えは、「直ちに」です。われわれは、取り組むべきことのすべてに適切に対応し、確実にした上で提供したいと考えていますが、私は日本政府が情報を必要としていることも理解しています。この報告書を直ちに完成させ、日本政府の手に渡し、それから日本側の質問に答えられることを願っています。

 はい、どうぞ。

(聞き取り不可)

ジョハンズ長官 これも、私は、「直ちに」と指示しました。 それが今日の午後であれ、明日の朝であれ、彼らが日本で日本の検査官と直接協力することを望んでいます。

 はい。

(聞き取り不可)

ジョハンズ長官 この状況について私が知っていることは、この施設……これはこの施設の最初の出荷だったということです。ただし、彼らが2003年以前に日本市場へ出荷していたかどうかは分かりませんが、(輸出再開後では)これが最初の出荷だったということです。

 また、少なくとも私が見た書類によると、こうした書類をよく知っている人が見れば、この肉にはまだ脊柱が付いていたことがわかる、ということが言えます。そして、その承認者は実際にこの肉を承認しており、製品が日本に着く前に脊柱を除去する必要があるという事実に、なぜか思い至らなかったのです。

 私は、次のことを申し上げます。日本の協力と米国での取り組み、さらに私が導入しようとしている追加的な措置とにより、私は米国産牛肉の安全性を強く確信し、また要件を満たすものと強く確信しています。

 これは、決して起きてはならない事態でした。そのことは率直に申し上げます。私は、この事態を極めて 残念に思います。これは当然明らかにわれわれの検査官らが気付くべきことでした。私は、このような事態が再び起こることがないよう、できる限りのことをします。

 はい、どうぞ。

問 ... 行動が取られ ... それは目視検査だけでしたか。その検査にはどのくらいの時間がかかったのでしょうか。

ジョハンズ長官 それは私には ... それらのご質問には、お答えできません。私はまだ、それにお答えできるほど調査を進めていません。

 はい、どうぞ。

問 日本政府は、米国産牛肉の輸入を拒否すること、停止することを決定しました。これは過剰反応であるとお考えになりますか。

ジョハンズ長官 まったくそうは思いません。私も過去に、こうした状況に遭遇したことがあり、われわれが米国への輸入品について決断を下し、要件が満たされていないと考え、行動を取ったことがあります。その中には、われわれが同様の措置を取り、国境を閉ざした事例もいくつかありました。

 その後で、われわれが常に取り組んできたのは、そうした国が米国の要件を満たすための体制を持つことを確実するため、相手国と一緒に取り組むことでした。ですから、これが過剰反応であるとはまったく思いません。私の考えとしては、この問題が明らかになった以上、われわれはこの問題を解決するために、できる限りのことをします。

 最後にもうひとつご質問を受けられるかもしれません。ご質問はありますか。

 それでは、皆さん、どうもありがとうございました。