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U.S. Dept. of State
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*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

J・トーマス・シーファー新駐日米国大使の到着声明

2005年4月8日

成田国際空港

(草稿)

 ありがとうございます。こんにちは。

 スザンヌと私は来日できたことをうれしく思い、この美しく豊かな日本で米国を代表することを楽しみにしています。日本は、長い歴史と洗練された展望を持ち、世界平和のための積極的な貢献に対する強い意志をもった、素晴らしい国です。歴代米国大統領がこれまで日本に著名な大使を派遣してきたという事実を踏まえると、米国大使として活動することは、私にとって非常に光栄なことです。ハワード・べーカー、トム・フォーリー、ウォルター・モンデール、マイク・アマコスト、マイク・マンスフィールド――こうした偉大な先達の後を引き継ぐことを考えますと身が引き締まる思いです。ブッシュ大統領から駐日大使就任を打診されたとき、私は、こうした偉大で賢明な大使の後任になることの不安を伝えました。大統領は、そうした不安は理解できる、しかし、駐日大使には、自分のことをよく知り、世界と日本に対する自分の考えを熟知している人物になってほしい、なんといっても、日本は太平洋における私たち全体の安全保障の要であるから、と言いました。私は大統領の信頼に心を動かされ、その信頼に応えるよう毎日一生懸命努力するつもりです。

 先週、私が大使として宣誓してから間もなく、ブッシュ大統領は私に電話で、日本との関係が自分にとって、また世界の平和にとっていかに重要であるかについて改めて強調しました。そして小泉首相をはじめとする日本の皆さんに、友情と理解に対する深い感謝の気持ちを伝えてほしい、と言いました。大統領は、日米両国が協力して世界に役立てることがたくさんあると信じています。

 ブッシュ大統領が初めて私に海外での任務を打診した4年前、世界は今とは非常に異なっていました。どうであったか思い出せないこともあるくらい違った世界であったと言えましょう。

 私たちが、危険で困難な時代に生きていることは疑いありません。しかし、素晴らしい機会がある時代であることにもまた疑問の余地はないでしょう。60年前、第2次世界大戦が終わり、世界は新しい時代が始まることを認識しました。私は、「9月11日」はその新しかった時代が古い時代として終わった日であり、新たな新しい時代の始まった日であると考えています。

 私たちの今の行動が、これから40年、50年、あるいは60年先に結果を生み出すという創生の時期にある、と確信しています。

 ジョセフ・グルーは、マイク・マンスフィールド大使が登場するまで最も長く務めた駐日米国大使であり、知日家として知られ、10年間、東京で大使として務めましたが、開戦に伴い抑留され、終戦前に本国に送還されました。

 グルーは米国国務省へ戻り、日本では民主主義は決して通用しないだろうと強く主張しました。日本の文化にとってあまりにも異質なものだというのです。幸いにもグルーの主張に注目した日米国民はあまりいませんでしたが、グルーは、「自由」が与えられれば、人間の精神がいかに気高いものとなり得るかを認識せず、間違った結論を出したのです。人々が自分たちの政府を選び、政府について批判し、政府が国民の大多数と同様に少数の人々も守るよう要求し、すべての人が自らの魂の求めに応じて信仰する自由があると、不思議なことが起きます。つまり、国民が政府に仕えるのではなく、政府が国民に仕え始めるのです。

 こんにち、日米両国は同じ価値観を持つ民主主義国の2大強国です。この価値観は米国のものではなく普遍的なもので、国民や社会の生活をより良いものとすることができる価値観です。

 言語と文化は大きく違いますが、私たちの友情は本物です。自由は弱さではなく、強さを国民に与えることを認識し、この変化する世界のさまざまな危険に共に立ち向かっています。

 先ほど、今が新しい時代の始まりであると申し上げました。今のところ、名前はついていませんし、テロの時代と呼ばれるであろうと考える人もいるかもしれません。私は、「自由」を享受する人間として、米国人として、また日本人としての私たちが共に成し遂げる仕事により、この時代が「民主主義と自由の時代」として知られるようになるよう希望しています。

 私たち皆が最善を尽くせますように。